■近所の倉敷珈琲店に行列。親会社サンマルクを調査
今日は買い物のついでに珈琲店に入りました。
新年早々お客さんの行列ができていたのが倉敷珈琲店でした。
一緒にいた人に聞いたところ、珈琲が美味しいと評判とのこと。一緒に食べたサンドイッチも美味しかったです。
株が趣味である自分はすぐに運営会社を調べます。
調べてみるとサンマルクホールディングスの傘下でした。
2015年に分社化しており、ハイペースで出店しています(https://www.saint-marc-hd.com/kurashiki/topics/)
気になったのでサンマルクの財務も見てみるとフリーキャッシュフローが出て、現金が積み上がっている優良会社である印象を受けました。
サンマルクカフェ自体は大きな成長が期待できなそうなイメージですが、仮に倉敷珈琲が成長を牽引できる場合は面白いと思います。
■サンマルクホールディングス。PBR1.0倍付近、配当利回り2.6%とバリュー銘柄
サンマルクの業績、バリュエーション、株価動向について見ていきます。
倉敷珈琲店のサンマルクホールディングスの過去5年の株価推移は以下の通りさえません。
ただしPBRは1.0倍付近と過去4-5年の底付近にあります。
また配当利回りは過去レンジの上限にあります。
配当推移は以下の通りです。減益の中で減配していないのは安心感があります。
以下がサンマルクの業績推移です。業績を見ると過去数年は売上増加が営業利益増加につながっていません。この辺りが下げ止まって、成長へと向かえば見直されるでしょう。
一方でリーマン時期を含めても業績が安定している点も見て取れます。
キャッシュフローはとても優秀です。フリーキャッシュフローが年30-40億円でており、時価総額は2020年1月初旬で530億円程度のなので、フリーキャッシュフローイールドは6-7%でています。
月次売上も注目
小売・外食は月次売上を開示しており、サンマルクホールディングスも同様です。
以下のリンクから月次情報にアクセスできます。
19年11月は前年比横ばいの売上ですが、仮に明確にプラス転換してきた際は見直しの機運が始まるかもしれません。
もちろん売上よりも利益率向上が課題の会社ではありますから、決算で良い業績を出すことが最終的には必要になります。
まとめ:バリュー株としては優秀。後は見直しタイミングしだい
自己資本比率も80%を超えており、財務はピカイチです。バリュー株として優秀です。後はグロースストーリーが見え始めたりすると再評価のポテンシャルが大きいです。
その場合今期のどこかで仕込みどきが到来するかもしれません。
以上ふらっと入った倉敷珈琲店・サンマルクホールディングスがバリュー株として面白いという話でした。
単純に見えてカフェの経営は奥深そうです