半導体株調査部

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日本リビング保証(7320):住宅アフターサービス会社。今期はPLの転換点かも

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■日本リビング保証(7320):今期はPLの転換点かも

 

日本リビング保証は既にポートフォリオでも大きな割合を占めている銘柄です。今期はPLの転換点になる可能性があり、個人的に買い時を考えています。

 

■会社概要

 

住宅アフターサービス会社。おうちのトータルメンテナンス事業(住宅設備の延長保証サービス、検査補修サービス、電子マネー発行サービス)、BPO事業(コールセンター受付、保証料集金等の受託)を営む。主要取引先は野村不動産アーバンネット、田淵電機、東急リバブル。

 

■買い時・売り時に関する個人見解

 

既に積み上がっている保証料がPLに効いてきており、2020年6月期中は買い時というのが個人的見解です。

 

保険事業はビジネスモデルが一般の事業者と異なるので簡単に違いを把握しておくとおすすめです。

 

 

■売買記録(20年2月更新)

 

以下に自分の日本リビング株の保有状況及び売買記録です。


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投資開始日:2019年11月

現状の入金額:700万円

最新の平均単価:1340円

最新の株数:5400株

含み損益:プラス92万円(20年2月22日時点)

直近の売買(買い増しか売却か):買いまし(20年2月)

 

■決算の状況

 

2019年10-12月期決算:「おうちトータルメンテ」が利益ドライバーである点を確認

2019年10-12月期決算のセグメント別の利益の内訳を見ると、費用のセグメント配布の変更もあり「おうちトータルメンテ」が利益ドライバーである点が確認できます。少し詳しく見ていきましょう。今回の短信には以下の記述があります。 

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 私の理解ですと、従来は本社の販管費は単純に売上見合いで「おうちトータル」と「BPO」に配分されていました。なので売上の大きい「おうちトータル」の利益が小さく見えていました。今回、事業部別に使っているコストを算出し、適切に配布し直したということでしょう。

 

今期上期は「おうちトータル」の利益構成比が半分まで上昇しています。なので「おうちトータル」でしっかり利益を稼いでいます。また今期上期の前年からの営業利益の増益6千万円を稼いでいるのは「おうちトータル」が 4千万円強、「BPO事業」は1.5千万円強程度の増益でした。なので「おうちトータル」が利益を牽引しているのが明確となっています。BPO事業は四半期でボラティリティがあるので、コア事業の「おうちトータル」がしっかりと利益を稼いでいるのを確認できたのは良い印象です。

 

■リスク 

事業規模が小さいので四半期ではコスト変動により利益額が変動します。

また創業者の保有率が大きく、株価が好調な局面は売出しリスクも気になるところです。