うみがめ半導体株調査部

元証券マン。半導体株投資や有望中小型株について書いてます

TSMCで高配当ゲット?!

こんにちは、うみがめです。

今回は優良な半導体企業で配当投資をしていくという少し変わった方法で資産を増やしていく方法について考えていきます。

半導体業界はそもそもがシクリカルな業界なので毎年増益は難しいのですが、中長期で保持していく上では長期増配銘柄が多いので結果的には増益を見込めます。

じっくりと、焦らずに落ち着いて保持していれば高配当株になる可能性も他の業界に比べると高いと思います。

 

ということで、配当株投資目線で有望な銘柄をご紹介していこうと思います。

 

TSMC(TSM)

台湾のファウンドリという業態の世界トップの会社です。

こちらはアメリカのADRがあるので、米株として取引ができます。

 

まず、いわゆる配当利回りが高い株はその分リスクが高いというところを念頭においていただきたいです。

配当利回りが高い例

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*1

こちらはキャノンの配当利回りと株価の推移ですが、

青色が株価で、赤色が実績配当利回りです。2つのグラフは鏡のように変化しています。

キャノンはずっと配当利回りが4〜5%と高い水準で株として人気がありました。

なぜ高配当だったかというと、業績が厳しかったからです。

結局業績調整することにより、株価は下落するのが過去数年起きています。

 

結局業績調整の果てには配当を維持することができなくなって、減配という行う事になってしまいました。

去年の配当額に対して8.78%という配当利回り予定でしたが、上期決算では減配を発表しております。配当はおそらく半分の4%強程度になると見込まれています。

 

一方のTSMCは…

 

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*2

こちらはTSMCの通期業績推移です。

きちんと長期で業績を伸ばしながら、配当も増やしています。

ちなみに2016年からは配当が倍増となっています。

株価も過去5年ほどで倍以上に増えています。

今年一年の配当利回りはキャノンほど高くはないかもしれませんが、

来年再来年には実は配当でもらえる金額はキャノンよりも多くなるのではないかと思われます。

 

TSMCの業態ついては下の記事で解説しているので理解を深めていただければと思います! 

www.kogatakabu.com

 

それではTSMCの業績を数字で見ていきましょう。

自己資本率:71.3%

ROE:28.3%

かなりリターンの高い会社です。

非常に成長性も高いので、株式市場でも高く評価されています。

配当利回り(予想ベース):3.5%

配当利回り(実績ベース):2.0%

とキャノンやJTのような配当利回りはないのですが、成長しつつきちんと配当を払っているというのがわかります。

 

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こちら営業利益と売り上高ですが、着実に伸ばしていることがわかります。

2010年から約10年間で約3倍に売り上げ利益と営業利益が綺麗に伸びていることがわかります。これは凄いです。決算発表時に次の計画を偽ってなさそうですよね。

 

 

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*3

こちらがキャッシュフローのグラフですがとても綺麗ですね。

フリーキャッシュフローはいつも黒字で、ここから有利子社債や株主還元に出されていくのでとても経営がうまくいっているのがわかります。

 

この観点で見ていくと

売り上げと利益を伸ばしていて、高収益、キャッシュフローもしっかりしている安定した会社というのがわかると思います。

 

年間配当について

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*4

こちらが配当についてですが、

2016年に30台湾ドルをだしてから、毎年増配を繰り返し、2019年には61台湾ドルを配当しており、3年間で2倍に増配しています。

2020年の予想配当利回りは、直近の四半期の利益を通期に換算して予想されます。

それが現段階では今年は3.5%と発表されています。

 

以上、TSMCについてでした。

予想配当利回りが3.5%と高めで、かつ中長期で増配する力もあります。

2016→2019年で配当が倍増していて中長期的にも成長が見込まれる会社なので、

数年間持てば自分が投資した金額ベースで配当利回りは上がっていきます。

株価も過去5年で倍増しているので、 

増配✖️株価倍増 で非常に美味しい銘柄です。

半導体業界はシクリカルな業界なので、株価は上がったり下がったりしますが、

そこは落ち着いてしっかりと保持しておけば将来的には大きな利益になるはずです。

一概には言えませんが、他の業界でも同じように業績や配当利回りなどが推移していたら、その銘柄もとても安心感のあるプレイヤーになってくれますね。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!

また株をがんばっていきまっしょい! 

 

 

 

半導体株や半導体業界を勉強するなら下記の本がおすすめです。

「半導体が工場でどうやって製造されるのか?」、「半導体工場は水や電力等のインフラはどうしているのか」「半導体製造装置はどのように並べられるのか」、等ネットでは入手できない知識を得れます。 

私は何年も前に読みましたが、今でも読み返します。個人的には、これほど半導体に関する有用な知識が得られた本はありませんでした。他の人より1歩も2歩も知識で差がつけられると思います。

 

 

*1:マネックス証券より

*2:マネックス証券より

*3:マネックス証券より

*4:マネックス証券より