日本リビング保証の決算短信をレビュー
既に上期業績を上方修正している日本リビング保証が2Qの決算短信を発表しました。
セグメント別の利益の内訳を見ると、費用のセグメント配布の変更もあり「おうちトータルメンテ」が利益ドライバーである点が確認できます。
少し詳しく見ていきましょう。
今回の短信には以下の記述があります。
私の理解ですと、従来は本社の販管費は単純に売上見合いで「おうちトータル」と「BPO」に配分されていました。なので売上の大きい「おうちトータル」の利益が小さく見えていました。
今回、事業部別に使っているコストを算出し、適切に配布し直したということでしょう。それを反映したのが、下の図表・今期の上期業績です。
ちなみに、以下が前年の上期の業績です(下記はセグメント配布を遡及修正済み)
今期上期は「おうちトータル」の利益構成比が半分まで上昇しています。なので「おうちトータル」でしっかり利益を稼いでいます。
また今期上期の前年からの営業利益の増益6千万円を稼いでいるのは「おうちトータル」が 4千万円強、「BPO事業」は1.5千万円強程度の増益でした。
なので「おうちトータル」が利益を牽引しているのが明確となっています。
BPO事業は四半期でボラティリティがあるので、コア事業の「おうちトータル」がしっかりと利益を稼いでいるのを確認できたのは良い印象です。