半導体株調査部

半導体株の分析と投資実践

オリエンタルコンサル(2498):国土強靭化銘柄。買い時・売り時を考える

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■オリエンタルコンサル(2498)の買い時・売り時の個人見解+売買記録

2020年1月時点でポートフォリオの最も保有率が高いのが株式会社オリエンタルコンサルタンツホールディングス(2498)です。

 

オリエンタルコンサルタンツHDの会社概要:総合建設コンサルタント会社グループ。社会インフラ創造企業としてインフラ整備・保全、防災、地方創生、交通、海外新規開拓分野でインフラ・マネジメントサービス事業、環境マネジメント事業を営む。

 

1000万円ポジション第一号:当ブログで目標としている「有望銘柄で500万円〜1000万円の入金ポジションを複数構築する」の第一号です。

 

■投資テーマ:国土強靭化+海外成長+バリュー銘柄 

  • 災害が頻発した2019年を受けて、国土強靭化の恩恵を受ける 
  • 海外比率が高く、度重なる天災で鍛えられた日本のインフラ技術の輸出の恩恵を受ける
  • バリュエーションが低位で安心感がある

 

という3点から日本株の投資を再開した2017年以来、主力銘柄にしています。

 

■個人的な買い時・売り時 

 

 以下は状況によってころころ変わる個人見解です。投資の売買は自己責任でお願いします。

 

✔︎2020年1月5日時点のオリエンタルコンサルの買い時・売り時の個人見解

 

個人的に考える買い時:21/3期中。①この会社は業績計画を保証的に出してくる傾向がある、②受注は当面強い(海外受注高止まり+国内強靭化の後押し)、という2点から今期は保有継続もしくは押し目買いというスタンスがいいと思っています。

 

個人的に考える売り時:株価位置やマクロ環境によりますが、22/3期以降は以下の点を注意し、受注減速感や株価の伸び悩みがあれば一部売却も検討すべきと考えます。①今はアジアのインフラ特需にある海外受注の減速、②強靭化の受注寄与が見えたタイミング、もしくはテーマがひとしきり盛り上がったタイミング。

 

 

 

■オリエンタルコンサルへの投資成績のレビュー(2020年2月更新)

 

以下が自分のオリエンタルコンサルの保有状況及び売買記録です。 

 

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投資開始日:2017年12月

現状の入金額:1939万円(20年1月)→約1300万円(20年2月)(*1000万円入金達成)

最新の平均単価:2086円

最新の株数:9300株(20年1月)→6500株(20年2月)

含み損益(プラスかマイナスか):+ 740万円(20年1月14日時点)

直近の売買(買い増しか売却か):

・買い増し(19年11月)

・一部売却(20年2月)
 

■直近の決算

 

19年10-12月期決算:受注好調で◯

19年10-12月期決算は受注高がQoQ+192%、YoY+50%と特に海外が急増し、ポジティブでした。もともと保守的な通期計画でしたが上振れの確度は一層高まった印象です。

 

■オリエンタルコンサルのリスク

 リスクとしては以下の点に注意です。

 

・流動性リスク・・・出来高が小さく急激に値が動くリスクがあります

・受注や業績の四半期変動・・・事業モデルから業績や受注が四半期で大きく変動します

・マージンが上がらないリスク・・・オリエンタルコンサルは社会価値を重視する企業で、利益率に対するフォーカスが一般的な事業会社より弱い印象があります(個人的にはそこも好きです)。事業そのものに公共性がある点も関係しています。

仮に売上増加が利益増加につながらない場合は株式市場に嫌気される可能性が高く、要注意です。

 

あまり気づかれていない気がしますが、建設コンサルは中長期で有望セクターです。株として長い投資テーマになる可能性もあり、セクターを一度ちゃんと勉強しておくと息長く役にたちそうです。

 

 

*決算発表等、内容はアップデートする予定です。