うみがめ半導体株調査部

元証券マン。半導体株投資や有望中小型株について書いてます

ペット保険が来てるんだってよ?アニコムホールディングス(8715)を見てみる

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■ペット保険国内トップのアニコムホールディングス(8715):株価・業績動向・買い時を探る

 

カフェでペット保険業界が有望との話を聞きました。そういえば少し前にアイペットが上場する際にペット保険も面白そうだなと思ったことを思い出しました。

 

そこでペット保険の会社をさくっと調べてみようと思います。競争が激しい新分野に投資する際はシェアトップ企業に投資する方が安心感があります。

 

なので国内ペット保険契約トップ(シェア60%)のアニコムホールディングスの株価、業績、バリュエーションを見ていきます。

 

アニコムホールディングスの会社概要

 

国内シェアトップのペット保険を中核に動物のライフステージの最初(遺伝子検査)から最後(お別れ)まで関わり、収益機会を広げている会社です。

 

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企業概要(マネックスより)

アニコム損害保険を中核とするペット保険会社。ペット保険契約(国内トップ、シェア60%)に基づきペット用健康保険証を発行、ペットの診療費に対して保険金を支払うビジネススキーム。商品の対象となる動物は15種、契約保険数は約77万件、保険対応病院は全国約6400、国内診療の80%をカバー、全国ペットショップ代理店・直販店にて保険証を販売。予防型保険の確立、クラウド型動物医療カルテ管理システムに注力。その他、動物病院支援、動物医療の研究・臨床を営む。2015年複合的施設「anico park」をオープン、ペット向け再生医療で富士フィルム<4901>と提携(合弁会社設立)。2016年ソフトバンクとの提携によりペット保険発売。2018年三井住友銀行でペット保険の販売を開始。2019年遺伝子検査事業を本格化。

 

取扱商品(マネックスより)

ペット保険「どうぶつ健保ふぁみりぃ」「どうぶつ健保べいびぃ」「どうぶつ健保はっぴぃ」「どうぶつ健保ぷち」・動物病院支援(動物病院向けカルテ管理システム「アニコムレセプター」「アニレセクラウド」、サポート)・小動物先進医療臨床・研究・教育・保険代理店(生命保険募集、損害保険代理)

 

アニコムホールディングス(8715)の業績動向

 

一般の企業の売上高に近い経常収益は右肩上がりです(下記の左)。一方で利益の指標となる経常利益は20/3期の1Q/2Qは減益基調です。

 

 

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アニコムホールディングスより

 

増収しつつ、減益となっている点の要因の一つにビジネスモデルおよび日本の損保会計が背景です。以下がアニコムの説明ですが、保険料とは対照的に販管費や販売費用が先んじて計上されるのが要因です。

 

一般的に、保険料の増加は経常収益の増加に寄与しますが、事業年度における保険料の未経過期間部分については、普通責任準備⾦ (未経過保険料)として次年度に繰り越すことが法令により定められています。⼀⽅で、発生保険⾦、代理店⼿数料、社費等の費用に ついては、保険料の増加に対応する費用を含め、これらの費用が発生する年度において計上することとされています。 ・したがって、保険料の増加に伴い増収となる場合であっても、当該費用が既経過保険料を超過する場合は、当該年度の経常損益にマイ ナスの影響を与えることとなります。

 

 

上記の影響を考慮した修正後利益を出しています。そのベースにおいても今期は大幅減益です。

 

以下が20/3 1Qの利益の前年比増減です。保険料及び販管費の増加が減益の主因です。

 

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直近の決算(2020年2月更新)

 

20/3期:10-12月(3Q)期決算:増益転換はポジティブ

2020年2月に発生された3Q決算は経常収益は前年比17%増収、経常利益は前年比77%増加しました。

直前の4四半期は前年比での減益が続いていましたが、今回の四半期では増益に転じており、ポジティブです。ただ4Qの予想が少しアグレッシブな気がするので通期の計画には未達リスクがあるかもしれないですが、業績の転換がはっきりしたので、ここからは基本買い目線で良いと思います。

 

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アニコムの個人的な買い時

 

2020年1月時点の買い時に対する個人的見解です。

買い時:まずは20/3期3Q決算後(おそらく2月8日あたり)に一度チャンス到来と予想。その後4Q決算前後に買いまし検討もあり。

20/3期の会社計画に対しては業績の進捗が弱いので未達成の可能性が高い様に感じます。3Q決算発表で未達成はかなりの程度で織り込まれると予想します。なのでその後なら良さそうです。

 

上記はあくまで当たらない個人的な印象です。投資は自己責任でお願いします。

 

キャッシュフロー

 

キャッシュフローを見てみましょう。過去数年で大きくFCFが出る体制になっていましたが、今期は営業CFが減少、投資CFが大きく増加しています。

 

投資モードということになります。この戦略が有りか無しかがこの銘柄を投資する上でもポイントになります。

 

 

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配当

配当を重視するステージにはない会社ですが、一応配当をみておきましょう。 

配当は過去4年にわたり一株あたり5円です。今期の予想配当は出していないようですが、実績配当利回り0.14%、配当性向5.9%です。

 

業績の詳細

 

以下がアニコム損保(保険事業)の新規契約及び保有契約数の推移です。順調に契約数が増加している点がわかります。

 

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アニコムホールディングスへの投資成績のレビュー

 

2020年1月時点で保有ポジションがありませんが、決算前に100株のみ仕込む可能性があります。

この後、3Q決算が無事増益転換となった点を踏まえて、投資を開始しました。

 

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平均単価:4185円

株式数:200株

入金額:837000円

損益:2/11時点でトントン

最も直近の売買:買い付け(20年2月)

 

 

アニコムホールディングス(8715)に投資する上で覚えておきたい用語・キーワード

E/I 損害率:支払備金・普通責任準備金の繰入・戻入を加味し、当期発生ベースでの損害率を示す指標。期間中に発生した損害額を既経過保険料で割る事で率がでます。

既経過保険料ベース事業費率:既経過保険料に対する保険の募集や維持管理のために使用した費用の割合。諸手数料、営業費、一般管理費等が主な費用項目。

 

晩婚化/非婚化(結婚する代わりにペット)、少子化(子供の代わりにペット)でペットの保険や終活は大きなテーマになりえます。

 

 

 

*内容を随時更新していきます。