半導体株調査部

半導体株の分析と投資実践

東京エレクトロン:19年度4Q決算:コロナ下でも事業環境良好

半導体株のエース、東京エレクトロンが19年度4Q決算を発表しました。私が感じた決算のポイントを書いてみました。営業利益は会社計画を上回る着地

会社計画に対し売上高はインライン、営業利益は会社計画を超過しました。コロナ影響を感じさせない決算でした。会社計画はクリアですが、19年度はメモリ投資の減少の影響で、前年から減収減益となりました。

新年度はメモリの回復に期待

東京エレクトロンは受注を開示しません。また20年度の会社計画は非開示でした。

ただし、訂正的にはコメントしていまして、ロジックは堅調、メモリは回復としています。19年度はメモリ投資が減少しましたが、20年度はメモリ投資の復調を期待していまして、その点はコロナ環境でも変わっていないとしています。

シェアについて

今回市場シェアについてアップデートがありました。CY19年の売上高は業界3位で、日本企業の中では圧倒的なトップ企業です。主力のコーターデベロッパーではシェアは上昇していますが、エッチャー等、一部の製品ではシェアが減少しています。

米国企業のライバル(アプライドマテリアルやラムリサーチ)との戦いは甘くない点は頭に入れておきたいです。 

配当について

20/3期の一株あたりの配当は配当性向50%の方針に沿って588円でした。現株価に対する配当利回りは2.5%です。

21/3期の配当は非公表ですが、メモリ投資が回復するという前提に立つと、増収増益・増配が期待できます。つまり588円以上の配当、現株価に対する配当利回りは2.5%以上が期待できそうです。

 

その他詳細は動画をご覧ください。

「東京エレクトロンはどんな企業か」についても以前記事にしていますので、是非ご覧ください。

 

www.kogatakabu.com

 

 

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