日本リビング保証が本日も9%高と好調でした。上期計画の上方修正発表前は1500円をなかなか突き破れない状況でしたが、上値が軽くなりました。
少し業績動向について見ていきたいと思います。詳細は決算説明会を待つ必要がありますが、業績修正からの印象を軽く書きます。
2Qの営業利益は6千万円で1Qの9.6千万円から減少しています。一方で売上は5億円弱と1Qとほぼ同じです。
利益が前四半期から落ちたのは、製品の採算性の差か、コストの増加、もしくはその両方が減益の要因でしょう。
2Qの売上は前年比(+40%程度)では大きく伸びています。業態として売上が積み上がっていく、増収を着実にできるビジネスモデルである、という評価を継続して良さそうです。
今回の上期上方修正の際、通期計画は据え置いています。
期初計画では営業利益は上期>下期とやや上期偏重でしたが、そもそも下期も利益がでる計画でした。また上期は売上もしっかり上振れているため、通期計画に対し上振れという目線でオッケーです。
一方、この会社はまだまだ規模が小さいので、四半期で大きくコストが増えると、意外と利益がでない、というリスクもありそうです。そして会社は下期にコスト増となる、とコメントしています。よって下期はやはり対上期で減益で見るのが堅実な投資家です。
とりあえずは楽観的なアプローチとして、1Q業績+2Q業績×3(3・4Qが2Qと同じ業績になるとの前提)という見方をします。
その場合、1QEPS16.37円、2Q11.15円、3Q11.15円(仮定)、4Q11.15円(仮定)で通期EPSは49.82円です。
これにPER40倍つければ株価は2000円、
30倍つければ株価は1500円、
20倍つければ株価は1200円、
とも考えれます。
ちなみに今期のEPSが49.82円だとすると、前年から70%以上成長することになります。来年は何%伸びるか、という期待値によってつけるPERが変わってきます。
仮にPER30倍を適性なバリュエーションと考えた際に、株価2000円へはEPS66.66円必要です。これは今期EPSが仮に49.8円になった場合にさらに来期に30%の成長によって実現できる水準です。
来期に30%成長できるかは定かではないですが(できる可能性も十分ありそうですが)、再来期くらいを見たらできる気はしませんか?
株価を見ながらこういうことを考えて、私は昨日の高値で追加購入していしまいました・・・(笑)
後はリスクとしては株価が公募価格(1760円)大きく上回ると、創業者の売出しリスクもなんとなく気になるところです。
以下日本リビング保証の記事です。
以上です。とりあえずは説明会が楽しみですね。