こんにちは、うみがめです。
今回は、新型コロナウイルスのECの浸透によって追い風を受けている物流関連株についてまとめてみました!
日本は、小売の市場に占めるEC化は5~6%、韓国やアメリカは10%を超えています。
EC化が遅れていた日本ですが、新型コロナの影響でこれからかなり伸びていくということが予想されます。
実際、Amazonや楽天の業績もかなり伸びています。
ということは、、物流株チャンス〜!
そもそも物流株には種類がいくつかある
倉庫系・・・倉庫を自分の資産として持っていて、それを貸し出すような会社
3PL・・・Third-party logisticsの略で、色々な企業のために物流機能をアウトソーシングしてもらって、受託するような会社です。これが近年一番伸びてきている業態です。
運送系・・・運送や配送のみ行う業態。
物流リート系・・・物流倉庫をもっていて、それを貸し出して賃料を取るという業態。
大きくこの4種類ががあります。
もうちょっと具体的にどんな企業があるのか?
倉庫系
渋澤倉庫、安田倉庫、三井倉庫
→財閥系の会社が多いです。
3PL系
丸和運輸、遠州トラック、ファイズ、SBSホールディングス
→最近、結構総合的なソリューションを提供している会社が増えてきていて、特に丸和運輸が伸びてきています。
特に安田倉庫と遠州トラックがバリュー株っぽいと思うので、
今回は安田倉庫についてご紹介します。
遠州トラックは次回ご紹介したいと思います。
安田倉庫
事業:国内物流、メディカル物流、ITキッティング、文書保管・情報管理・引越し、海外・国際物流、不動産
国内物流がメインで、利益的には不動産がポーションが大きくなっています。
不動産では、オフィス賃貸や在宅賃貸、駐車場などを行っています。
時価総額:281億円 小ぶりですね。
PER:11倍 物流系の企業としては平均的です。
PBR:0.4倍 非常に低いです。
ROE:7% これではブック割れも仕方ないですが、それにしても低いです。
配当利回り:2.05%
これらの数値を見る限り、バリュー株として見ても良さそうですね。
青が売上で、赤い折れ線グラフが営業利益です。
売上は毎年順調に上がっていますが、営業利益が結構波があります。
ただ、赤字にはなっていないので安定はしています。
直近の四半期は黒字はキープしていますが、やはりコロナの影響を受けて若干下がっています。
この会社は、倉庫だけではなくて国際的な物流もしてたり、倉庫の貸し出しのところでもスローダウンしている可能性はあります。
キャッシュフローに関しては、安定して営業利益を出している割には、あまり安定していない結果となっています。
不動産の取得や、実際に倉庫を開発するというところでそこがマイナス要因になっています。今後はアセットライト化していくような方向に行けば、このところは改善していくのではないかと思います。
彼は物件を自分たちでもっていることもあり、緑色の有形固定資産が結構膨らんでいます。一方で負債はかなり少ないので、PBRでみると割安というところに繋がってきます。
今後こいった資産を効率化していくことで還元につなげていくと面白い戦略になるのかなと思います。
*4
セグメント別売上は物流がメインですが、利益は半分不動産からきています。
ここは物流がいくら好調であっても、不動産がコロナの影響で低迷する可能性があるので、短期的には気をつけたほうがいいかもしれません。
そして大事な配当!
ずっと一株あたり14円が続いていましたが、19年3月期から増配しました。
減配ではありますが、19円となっているので、株主還元を意識し始めているなという印象です。
配当性向22%というところで(前期ベースで)、持続性は信頼できる株なのかなと思います。
株価推移ですが、コロナの影響で下がっていましたが、現在は戻る途中です。
不動産のリスクを考えてまだ株価に反映してしまっている印象です。
PBR過去の最小値は、0.3倍、現在は0.40倍というところで下がってもダウンサイドないのかなという感じです。ローリスク・ローリターンの銘柄になります。
配当利回りも高くなっているので、配当投資家として始めるのにはぴったりな銘柄なのではないかと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
株をがんばっていきまっしょい!
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